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めんどくさがり屋のだめ主婦が主婦発明家に 株式会社発明ラボックス 松本奈緒美さん 主婦のマイクロモノづくり ~株式会社発明ラボックス 松本奈緒美 さん 株式会社発明ラボックスの、松本奈緒美さんは、主婦発明家として有名ですが、その手法はまさに、マイクロモノづくりということで、ご紹介する。 学生時代に美術を学び、その後10年近く、作家活動を続けていた。しかし、リビングデザインセンターOZONEでの自身の企画展を開催した時に感じた違和感を最後に、アート活動をやめてしまった。その違和感とは、一般客が往来するスペースでの初めての展示会だったため、自身の作品に興味を示すのは、美術業界の人ばかりであり、一般客は一切立ち止まったり話しかけたりすることがないという、そのギャップに大いに違和感を感じたのである。自身のアート活動は人々の生活になんの影響も与えられていないという事実に今後どうして行こうかという考えに陥ってしまった。考えた松本さんは、一切アート活動をやめて、生活に根ざしたモノづくりをしようという活動に転換した。 そこで、自身を振り返ると、主婦として家事に苦手意識が有り、ダメ

「こころからのものづくり」を企業理念とする、紙の仕事人 小杉 博俊さま ~1970年台に一人広告代理店のような働き方をし、大手広告代理店を相手に仕事を勝ち取る~ 小杉さんは1942年生まれで、2012年現在70歳である。その年令を感じさせない発想力、行動力には驚かされる。 かつて、大手製紙メーカー子会社のデザイナー時代、1970年頃であるが、小杉さんは、親会社が 販売先の目途が無いままに設備してしまった製袋機のために、販売先の開拓を命じられ、奔走することになる。 ある大手百貨店に提案営業をした際に、今使用している紙袋が大手百貨店の広告塔の役割をしており、本当にそれは お客さまのためになっているのかという、小杉さんの感じた違和感を伝えたところ、まさにその通りという回答を得た。そこで、すぐさま袋用のオリジナルの紙を自ら試作し提案を行い、大手百貨店の了解を取り付けた。小杉さんは自らがデザイナーでありモノづくりができることと、経営の一翼を担う役員でもあってビジネスのアイデアをお客さまに伝えることの双方をこなしていたため、スピーディーに商談を進めることができた。 しかし、

「プラスチック試作で、メイカーズの強力な味方!」株式会社テクノラボ 代表取締役 林光邦さま enmono 本日は、株式会社テクノラボの林社長にご出演いただきます。テクノラボさんでは、どういったお仕事をされているのでしょうか? 林 仕事内容は大きく分けると三つあり、デザインや構想の提案から始まります。次に、設計と試作をします。私どものお客様は、図面を読めないお客様がほとんどです。設計の承認は図面ではなく、試作の造形モデルで承認をしていただいています。承認後、金型を製作して量産します。 enmono デザインから生産まで受けていらっしゃるのですね。 林 今、日本でモノを作るとなると少量です。小量の場合、1個あたりの値段を考えると初期費用にお金をかけられません。そのためには、初期費用の中で一番ウェイトを占める金型のコストをどうやって圧縮するかという話になります。デザインから入っていないと、金型費って削減できないんですよ。部品点数も増えるし形状も複雑で金型費がかかってしまうデザインに決まった後では、コストダウンができない。ですから、デザインを描く時点である程度金型

「『好き』を仕事にする自分ブランドのつくりかた」台東デザイナーズビレッジ 鈴木村長 enmono 第93回MMSは台東デザイナーズビレッジ、通称「デザビレ」からお送りします。ゲストはデザビレの村長、鈴木さんです。 鈴木 よろしくお願いします。 enmono デザビレはどのような施設なのでしょうか。 鈴木 デザビレは東京都台東区にある、ファッション・デザイン関連の創業支援施設です。平成16年にモノづ くり系クリエイターの支援を始めたのですが、当時、ファッションや雑貨のクリエイターに特化した支援施設はなく、ここが日本初でした。支援をしているクリエイターは、どちらかというと手で商品を作るところからビジネスを育てようとしている手づくり作家です。3年後の卒業までに独り立ちできるよう、ビジネスの立ち上げで一番厳しい部分を応援していこうというのが、ここの役割ですね。 enmono ファッション系なのは土地柄ですか? 鈴木 この地域の産地が、帽子やアクセサリー、鞄製品といった洋服以外の身につけるものなんです。メーカーさん、問屋さん、材料屋さん、職人さんが集ま

「日本生まれの空飛ぶ車“SkyDrive”をつくるプロジェクト」Cartivator代表 中村さま enmono 明けましておめでとうございます。第96回マイクロモノづくりストリーミングは、御茶ノ水の「TAMコワーキングスペース」からお送りします。ゲストはCartivator代表の中村さんです。Cartivatorは空飛ぶ車「SkyDrive」を開発する、若手エンジニア団体です。本日はSkyDriveプロジェクトについてお話を伺いますが、現在、クラウドファンディングでプロジェクト支援を募集中です。皆様ぜひ、ご支援を賜ればと思います。それでは中村さん、自己紹介をお願いします。 中村 Cartivatorの代表をやらせていただいています、中村と申します。自動車会社で設計を担当していまして、業務外の有志活動でCartivatorを立ち上げました。この活動を始めた理由は、生涯を通じてやりたいことがあるからです。私は子どもの頃フェラーリに憧れて、小学生の時から「かっこよくて速く走れるモノを作りたい!」という思いを持っていました。 enmono 小学生の時からですか。それで