zenmono出世払いサービス開始
メイカーズ向けの「出世払いサービス」を提供開始。
~製造にかかる初期コストを将来の売上で支払うモデル~
株式会社enmono ”エンモノ“(本社:東京都渋谷区、代表取締役:三木康司)と、プリント基板の設計を行う有限会社ケイ・ピー・ディ(本社:東京都葛飾区、代表取締役:加藤木 一明)は、2014年7月16日より、メイカーズと言われる人々が、プリント基板開発に必要な初期費用を低減し、開発後の販売売上に応じて費用を回収する「出世払いサービス」を開始いたします。
モノづくりに特化したクラウドファンディングサイト「zenmono」にプロジェクトを掲載し、プロジェクトを無事に成功させた案件に限り、その後の量産化にかかる費用について協業する企業が一旦初期コストを負担して開発を進め、販売後の売上に応じて費用を回収するというサービスです。
協業する製造業は、当社が2010年より運営している「マイクロモノづくり経営革新講座」の卒業生で、プロダクトデザイン、基板実装、プレス業、金属加工などの(2014年7月末時点で29社32名)であり、今後順次増えていきます。
プロジェクトの選考要件について
技術投資の対象とするプロジェクトは、zenmonoにプロジェクト申請があったプロジェクトの中で、書類選考を行い、その上で面接を行います。面接では製品として製造可能かどうかの技術的な審査と、製品化後の事業計画等の有無も確認させていただき、製造業の技術投資案件としての妥当性を検査します。
次のステップとして、そのプロジェクトを申請したメイカーズと合意した上で、「出世払いサービス」の適応を一定上の金額を当社のクラウドファンディングで調達したプロジェクトに限定します。
クラウドファンディングで一定以上の金額の資金調達を達成したプロジェクトのみ「出世払いサービス」の支援対象とすることで、事前に「商品」としての市場性を判断することができます。これを行う事で、技術投資を行う事業者にとっては、将来的にビジネスとして大きく成長する可能性のある商品をもつメイカーズと共に市場を作っていくことができます。
「zenmono」は2013年5月にスタートし、7月15日現在までに、13件中13件、100%掲載されたプロジェクトが成功している実績を持ち、プロジェクトの事業性評価が見込まれるという判断から、「出世払いサービス」を構想いたしました。
基板設計の出世払いサービスを皮切りに、少しずつ範囲を拡大していきます。(下図参照)
本サービスの活用により、クラウドファンディング成功後の事業拡大において最もハードルの高い量産プロセスをよりスムースに乗り越えていただき、メイカーズの方々の事業拡大に貢献したいと考えております。
サービス概要
◆第一弾として試作基板を量産可能な基板にするための費用の一部を出世払いにする。
◆含まれる費用の一例(実際は都度ごとに条件を設定)
・量産設計・耐久試験、評価・量産試作
※基本回路設計はすでに出来ていることを前提とさせていただきます。
※具体的な支援内容に関しては面談の上、決定とさせていただきます。
※技術投資の対象は、個人・法人を問いませんが、法人の場合は小規模事業者(従業員数20名以下)に限らせていただきます。
※対象とする支援技術投資カテゴリーは、「マイクロモノづくり経営革新講座」卒業生の技術カテゴリーに準じ、順次増やしてゆく予定です。
◆各社の企業情報は、下記Webサイトを通じて入手できます。
株式会社enmono (エンモノ) http://www.enmono.jp/
有限会社ケイ・ピー・ディ http://www.kpd-jp.biz/
プロジェクトを申請する→https://zenmono.jp/drafts/about